ニュース&記者コラム

KEIRINグランプリ2021会見 平原 悲願へ強力関東ライン

 30日に静岡競輪場で行われる「KEIRINグランプリ2021」の共同記者会見が21日、東京都内のホテルで行われた。昨年に引き続いて、新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮して全員がリモートでの出演。グランプリの並びは関東が吉田―宿口―平原、中国は清水―松浦、郡司に佐藤―守沢の北勢が付けて古性が単騎となった。

 悲願のグランプリ制覇へ今年こそ――。12回目の挑戦となる平原は昨年は他地区の自力、脇本雄太の番手を選択するサプライズがあったが、今年は援軍がズラリ。宿口が高松宮記念杯、自身が寛仁親王牌、そして吉田が競輪祭V。関東3人がそれぞれタイトルを獲得して臨む。まずは平原が「関東の3人で優勝争いできるように」と切り出すと、吉田は「関東の中から優勝者を出せるように」。言葉の端々に堅い結束がうかがえる。平原は「2人には世話になっているし、自分の中では自然な並び」と関東3番手になった経緯を明かす。番手を回る宿口は「初出場で緊張すると思うけど責任のある位置。精いっぱい頑張る」。吉田が他ラインを抑え込んで先制なら、宿口―平原の埼玉勢に大きなチャンスが巡って来る。

 一昨年のグランプリを制した佐藤は「郡司君には今年、何度もお世話になっている。守沢君には3番手でいいよと言ったが、自分を立ててくれた」と郡司の番手へ。右鎖骨骨折の影響が心配される守沢は「次の日に手術をしてその後は順調。佐藤さんの後ろ」。前を任された郡司は「競輪祭の後に2人から連絡があった。自力で頑張る」。古性は「単騎になるが、いつも通りにしっかり」とした。

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